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敷布 しきふ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

敷布
しきふ

シーツ sheetともいう。ベッド,きぶとんなどの上に敷く広幅の布のこと。素材は主として木綿の平織のもので,色は白のほか,色物,プリントなどもある。最近はパイル地,タオル地などを使用した冬用の暖かいものも出ているが,いずれも洗濯のきくものを使用する。日本では江戸時代の末まで寝具に敷布を用いる習慣はなかった。おそらく明治になってから,衛生上と寝具の保護の理由で,欧米の習慣を取入れたものであろう。近年はふとんを包み込むタイプのものや,電気で温めるものも出ている。

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デジタル大辞泉の解説

しき‐ふ【敷布】

敷き布団の上に敷く布。シーツ

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世界大百科事典 第2版の解説

しきふ【敷布】

敷布団が汚れたりするのを防ぐために上に敷く白い布。シーツsheetsともいう。素材は平織や蜂巣織の木綿が多いが,綿と化学繊維の混紡やタオル地,また夏季には花ござなども用いられる。シーツは西洋では本来上掛けと下敷用の2枚が使われ,〈pair of sheets〉の語がすでに13世紀半ばにあらわれている。おそらく衣類をすべて脱いで休む習慣からと思われる。2枚のシーツの間にくるまる〈between the sheets〉の語は,また同衾(どうきん)の意味も含んでいた。

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大辞林 第三版の解説

しきふ【敷布】

敷き布団の上にしく布。シーツ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

敷布
しきふ

シーツともいい、敷ぶとん、ベッドのマットレスなどの上に敷いて汚れを防ぐための布類の総称。吸湿性と保温性があり、摩擦と洗濯に対する耐久性のある布地がよい。一般に白地の綿織物を用いるが、近年は木綿と低率に合成繊維を混紡した布地も用いられている。織り組織は蜂巣(はちす)織(枡(ます)織)が主であるが、キャラコ、晒天竺(さらしてんじく)などの平織も用いられる。ほかに夏向きにはタオル地や縮(ちぢみ)風のもの、冬向きに化合繊、木綿を起毛した感触の柔らかいものが用いられるようになった。また色もカラフルになり、ピンク、ブルー、グリーン、クリームなどのものが市販されている。敷布の寸法は、敷ぶとんを覆って四方を包み込むように折り曲げられる大きさを必要とする。JIS(ジス)規格では、敷ぶとん用は幅が130センチメートル、丈は227~250センチメートル。ベッド用シングルの場合は幅155、185センチメートル、丈250、279センチメートル、ダブル用は幅229、240センチメートル、丈250、279センチメートルとなっている。またセミダブル用としてこの中間のものがある。夏は冷感を与え、よく就寝できるように、寝茣蓙(ねござ)という花莚(はなむしろ)を用いる地方もある。敷布は衛生上つねに洗濯をして、清潔を保つことが必要である。[藤本やす]

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