日本歴史地名大系 「寺小路」の解説 寺小路てらこうじ 岩手県:水沢市水沢城下寺小路[現在地名]水沢市 寺小路町人町大(おお)町の東に位置する城外小路。安土呂井(あとろい)村・黒石(くろいし)村・田茂山(たもやま)村から来た道は一本となって当小路を通り、大町で奥州街道に接続する。寺のほかに家中・門前の入会小路で、初め寺町といい、寛文年間(一六六一―七三)から寺小路となった(大林寺過去帳)。小路の長さは大町川を挟んで東西三町五〇間・道幅二間半、南北横丁は長さ三町四一間・道幅は一間半から三間(石原文書)。 寺小路てらこうじ 青森県:黒石市黒石城下寺小路[現在地名]黒石市寺小路黒石陣屋の北にあたり、円覚(えんがく)寺・保福(ほふく)寺間の通路と参道である。享保(一七一六―三六)頃の黒石府家之図(浅瀬石川郷土誌)では、油横(あぶらよこ)町とともに後徳兵衛(うしろとくべえ)町と記される。文化三年(一八〇六)の黒石火消組五ケ組(浅瀬石川郷誌)には寺小路の名があり、上町組に属している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by