対す(読み)タイス

デジタル大辞泉 「対す」の意味・読み・例文・類語

たい・す【対す】

[動サ五]たい(対)する」(サ変)の五段化。「巨漢力士に―・すは小兵の技能派」
[動サ変]たい(対)する」の文語形

つい・す【対す】

[動サ変]一対になる。対応する。
一人は妻なるべし―・するほどの年輩にて」〈一葉・うつせみ〉

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精選版 日本国語大辞典 「対す」の意味・読み・例文・類語

つい‐・す【対】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
  2. 一対(いっつい)になる。対応する。
    1. [初出の実例]「対句 クヲツイスル」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 「一人は六十に近かるべき人品よき剃髪の老人、一人は妻なるべし対(ツヒ)するほどの年輩にて」(出典:うつせみ(1895)〈樋口一葉〉)
  3. ある色が他の色と調和する(日葡辞書(1603‐04))。

たい‐・す【対】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙たいする(対)

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