対外投資ガイダンス(読み)たいがいとうしガイダンス(その他表記)code of behavior of external investment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対外投資ガイダンス」の意味・わかりやすい解説

対外投資ガイダンス
たいがいとうしガイダンス
code of behavior of external investment

対外投資における企業行動のあり方についてまとめた行動綱領である。日本では経済団体連合会 (経団連) など5団体のまとめた『発展途上国に対する投資行動の指針』 (1973) が発表されている。そこでは「受入国に歓迎される投資としてそこに定着し,長期的な観点に立って企業の発展と受入国の開発,発展とが両立する方向で進める」という基本姿勢のもとに,現地スタッフの登用・権限委譲,教育訓練,受入国社会との協調融和,地場産業育成,再投資促進などの指針が示されている。また国際的なものとしては,1976年6月に経済協力開発機構 OECDが「多国籍企業ガイドライン」を発表している。

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