対機説法(読み)タイキセッポウ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「対機説法」の意味・読み・例文・類語

たいき‐せっぽう‥セッポフ【対機説法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。教えを相手の資質に相応して理解のゆくように説き聞かせること。主として仏の説法にいう。〔観経疏‐玄義分〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対機説法」の意味・わかりやすい解説

対機説法
たいきせっぽう

仏陀が教えを説示する場合,その相手の精神的能力 (→機根 ) や性質などに応じてそれにふさわしい手段で説法することをいう。比喩的な表現として「応病与薬」というのと同じ意味である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android