対機説法(読み)たいきせっぽう

精選版 日本国語大辞典 「対機説法」の意味・読み・例文・類語

たいき‐せっぽう ‥セッポフ【対機説法】

〘名〙 仏語。教えを相手資質に相応して理解のゆくように説き聞かせること。主として仏の説法にいう。〔観経疏‐玄義分〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「対機説法」の意味・読み・例文・類語

たいき‐せっぽう〔‐セツポフ〕【対機説法】

相手の素質能力に従って法を説くこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対機説法」の意味・わかりやすい解説

対機説法
たいきせっぽう

仏陀が教えを説示する場合,その相手の精神的能力 (→機根 ) や性質などに応じてそれにふさわしい手段で説法することをいう。比喩的な表現として「応病与薬」というのと同じ意味である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

狐の嫁入り

1 日が照っているのに、急に雨がぱらつくこと。日照り雨。2 夜、山野で狐火が連なって、嫁入り行列の提灯ちょうちんのように見えるもの。[類語](1)狐日和びより・天気雨・雨天・荒天・悪天・雨空・梅雨空・...

狐の嫁入りの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android