対機(読み)タイキ

精選版 日本国語大辞典 「対機」の意味・読み・例文・類語

たい‐き【対機】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. 説法教化にあたって種種の機根に対応すること。教えを受けるべき衆生性質能力に応ずること。対機説法随機
    1. [初出の実例]「仏説彼経時処別時別対機別利益別」(出典選択本願念仏集(1198頃))
  3. 仏・菩薩や師が教え導こうとする相手。
    1. [初出の実例]「大無量寿経は法の真実なるところをときあらはして対機はみな権機なり」(出典:口伝鈔(1331)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む