対称座標法(読み)たいしょうざひょうほう(その他表記)method of symmetrical coordinates

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対称座標法」の意味・わかりやすい解説

対称座標法
たいしょうざひょうほう
method of symmetrical coordinates

大きさが等しく,位相が 120°ずつずれている正弦波三相交流電圧電流対称であるといい,非対称な三相電圧・電流を対称な成分に分解する方法が,対称座標法である。通常,同一の大きさ,位相 (したがって単相) をもつ零相分,原電圧・電流と同じ位相順をもつ対称三相の正相分,逆の位相順をもつ対称三相の逆相分の3成分に分解される。同様な方法は,一般に非対称 n相交流にも適用できる。対称分に分解しておくと,回路中の電圧,電流,電力などの計算上便利なことが多い。

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