寿く(読み)コトブク

デジタル大辞泉 「寿く」の意味・読み・例文・類語

こと‐ぶ・く【寿く】

[動カ五(四)]《「ことほぐ」の音変化》喜びを言う。祝う。
安らけく治まる御代の太平を―・いてましたが」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「寿く」の意味・読み・例文・類語

こと‐ぶ・く【寿】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「ことほぐ(寿)」の変化した語 )
  2. 祝いを言う。よろこびを言う。また、祝う。祝福する。ことほぐ。
    1. [初出の実例]「同行に語れば、皆ことぶきあへり」(出典:筑紫道記(1480))
  3. 結婚する。
    1. [初出の実例]「御本妻を祝言(コトブ)き給ふ事は、御とどまり遊ばすか、といへば」(出典浮世草子武道伝来記(1687)七)

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