専恣(読み)センシ

デジタル大辞泉 「専恣」の意味・読み・例文・類語

せん‐し【専恣/×擅恣】

ほしいままにすること。わがまま。勝手気まま。
「其非横―を憤り、民心漸くつ」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「専恣」の意味・読み・例文・類語

せん‐し【専恣・擅恣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ほしいままにすること。また、そのさま。わがまま。きまま。専横放恣
    1. [初出の実例]「臣夙憤武臣専恣」(出典日本外史(1827)六)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐氾論訓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「専恣」の読み・字形・画数・意味

【専恣】せんし

わがまま。〔漢書、外戚下、孝哀傅皇后伝〕定陶の共王太后、孔侯晏と同心合謀、恩に背き本をれ、專恣不軌にして、至號を同じうす。~(はいぎやく)無なり。

字通「専」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android