放恣(読み)ホウシ

デジタル大辞泉 「放恣」の意味・読み・例文・類語

ほう‐し〔ハウ‐〕【放恣/放×肆】

[名・形動]気ままでしまりのないこと。勝手でだらしのないこと。また、そのさま。「―な日々を送る」「生活が―に流れる」
[類語]ファディッシュファディズム気まぐれ気儘きまま浮気移り気むら気むら飽き性気移りお天気お天気屋飽きっぽい三日坊主気が多い熱し易く冷め易い物好き酔狂放縦放埒放逸奔放野放図無軌道勝手次第好き勝手ほしいまま

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精選版 日本国語大辞典 「放恣」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しハウ‥【放恣・放肆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 勝手気ままでしまりのないこと。わがままで、だらしのないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「制刑辟以節放恣」(出典経国集(827)二〇・葛井諸会対策文・策問)
    2. 「放恣兼併の心、時を追て増長して」(出典:異人恐怖伝(1850)下)

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普及版 字通 「放恣」の読み・字形・画数・意味

【放恣】ほう(はう)し

驕って気ままにする。〔孟子文公下〕作(おこ)らず、侯放恣し、處士議(わうぎ)し、楊朱(ぼくてき)の言、天下に盈(み)つ。

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