射撃統制装置(読み)しゃげきとうせいそうち(その他表記)fire control system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「射撃統制装置」の意味・わかりやすい解説

射撃統制装置
しゃげきとうせいそうち
fire control system

砲,ミサイルなどの射撃にあたって,目標の発見,彼我の距離と速度測定火器の発射方向や角度の決定,信管秒時の決定などを自動的に行なう装置。射撃統制装置は陸軍呼称で,海軍では射撃指揮装置,空軍では火器管制装置と呼ばれ,射撃管制装置ともいう。追尾レーダなどで目標を捕捉し,その位置と移動速度,攻撃に用いる火器の初速などをコンピュータで計算し,サーボ機構によって火器を常に目標に向け続ける。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android