将監用水(読み)しようげんようすい

日本歴史地名大系 「将監用水」の解説

将監用水
しようげんようすい

志貴野しきの町から矢作川を分水し、西尾市さき町に至る用水。字将監堀しようげんぼりから用水導入用の圦を構築したところからこの名があり、慶応三年(一八六七)に計画された。水に苦しむ洪積台地上の村々の要請により開削されたもので、戸ヶ崎村の願書に次のように記す。

<資料は省略されています>

そして以前水車を作動させるため矢作川の水を分水した字将監堀に用水圦構築を願っている。設計によると、堤防は二重堀、川口部の一番堤は根敷一〇間、圦の規模一〇間、二番堤は根敷七間、圦の長さ七間、水路は戸ヶ崎村で終りにし、旱魃の時だけ使う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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