デジタル大辞泉 「導電性プラスチック」の意味・読み・例文・類語 どうでんせい‐プラスチック〔ダウデンセイ‐〕【導電性プラスチック】 電気を通すプラスチック。一般に、絶縁性をもつプラスチックに、金属や炭素繊維などの無機導体を練りこんだり、表面に導体の薄膜を形成したりして導電性をもたせた複合材料をさす。それ自身が導体である高分子化合物は導電性高分子と呼び、区別することもある。導電性樹脂。電気伝導性樹脂。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「導電性プラスチック」の意味・わかりやすい解説 導電性プラスチックどうでんせいプラスチックconductive resin 電気伝導性を示すプラスチック。高分子化合物自体が導電性を示すものと,金属や炭素を微粒子にしてプラスチックに混合して導電性を与えたものがある。後者のブレンド型導電性プラスチックは 103~104Ω-1cm-1 の導電率を示し,加工が容易なため導電性の接着剤や塗料などにすでに用いられている。高分子が長い共役系をもったり,大きなπ電子系をもつと,導電性あるいは光導電性を示す。電子写真用材料などとして使用されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by