日本歴史地名大系 「小一領神社」の解説 小一領神社こいちりようじんじや 熊本県:上益城郡矢部町浜町小一領神社[現在地名]矢部町浜町浜(はま)町を東西に横切る国道二一八号から南に離れたところに鎮座。祭神は健磐龍命・阿蘇津姫命・国造速瓶玉命。旧郷社。寛仁二年(一〇一八)阿蘇大宮司友仲が矢部郷の惣鎮守として柳本(やなぎのもと)に創建したと伝え、旧称を柳本大明神という。天文五年(一五三六)御船(みふね)城(現御船町)城主阿波守房行が島津氏と内通して反逆したため、阿蘇惟豊は一三歳の長子千寿丸を総大将として追討に向かわせ、出陣の時当社に戦勝を祈願して着替の小鎧一領を奉納した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by