小井波村(読み)こいなみむら

日本歴史地名大系 「小井波村」の解説

小井波村
こいなみむら

[現在地名]八尾町小井波

桐谷きりたに村の南西方、別荘べつそう川の上流にある。天正一一年(一五八三)八月二〇日の知行方目録(土佐国蠧簡集残篇)に「八十五俵之所 同郡井波村」とあり、佐々成政より佐々定能に与えられている。正保郷帳に村名がみえ、高七九石余、田方四町五反・畑方七反余。元禄一一年(一六九八)郷村高辻帳では高七九石余だが、同一六年に楡原にれはら(現細入村)などとともに銀納所となった(「御郡方御用留」前田家文書)。享保六年(一七二一)の村付高改帳(島倉家文書)では高一二一石余。同一五年諸物価下落のため収納銀が三六匁から三一匁に減額された(「御郡役所留要文抜書」前田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android