小人伝説(読み)こびとでんせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小人伝説」の意味・わかりやすい解説

小人伝説
こびとでんせつ

異常に小さなからだの,想像上の人間に関する伝説で,多くは民間伝承うちに創出されたもの。日本においては「一寸法師」「親指太郎」「すねこたんぽこ」などの説話にもなっているが,世界の諸民族の間で伝えられているものは,精霊,霊童,あるいは霊魂小人の姿になって現れ,人々に幸福や不幸をもたらすとされるものが多い。またヨーロッパなどでは,異郷を旅行した者が語り伝える物語などにも,そうした小人の国の話があり,説話にもなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android