小人窮すればここに濫す(読み)しょうじんきゅうすればここにらんす

精選版 日本国語大辞典 「小人窮すればここに濫す」の意味・読み・例文・類語

しょうじん【小人】 窮(きゅう)すればここに濫(らん)

  1. ( 孔子とその弟子が陳(河南省)で食物を絶たねばならなくなったとき、孔子が言った言葉、「論語‐衛霊公」の「君子固窮、小人窮斯濫矣」による ) 品性が卑しく度量の狭い人は窮乏すると自暴自棄になり道にはずれた行ないをする。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「小人窮すれば爰(ココ)に乱(ラン)すとか、貧の盗みに恋の唄とやら申ます」(出典:落語・雪中梅(1893)〈三代目春風亭柳枝〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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