盗み(読み)ヌスミ

世界大百科事典 第2版「盗み」の解説

ぬすみ【盗み】

他人が所有するものを奪い取ること。私有観念の発生とともに古くからあった行為であろうが,さまざまな社会の中で,どのような行為が犯罪とされ,またどのように罰せられるかは,その社会や文化のあり方と深くかかわっているといえる。 なお盗みをめぐる現在の法律上の問題については,〈窃盗罪〉〈強盗罪〉〈横領罪〉のを参照されたい。
【盗みをめぐる習俗
 盗みという行為がどう扱われるかは,その社会の〈所有観念〉と深くかかわりをもつ。

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世界大百科事典内の盗みの言及

【盗賊】より

…盗んだ物を貧しい者に分け与える義賊とは異なり,恐れられることが多いが,稀代の大盗賊のなかには,民衆からひそかな喝采(かつさい)をおくられた者も少なくなかったことが知られている。
[ヨーロッパ]
 ローマ最古の成文法である十二表法の第8表には,夜間盗みを行った者を現場で捕らえたとき,被害者は殺してもさしつかえないという規定があり,盗みに対する制裁措置が過酷であった。イエス・キリストとともに処刑された2人の男が盗賊であったことはよく知られた事実だが,中世社会に入ると犯罪の中で最も恐れられたのが,血だらけの殺人ではなく,他人の物を盗む行為であったことに注意する必要がある。…

※「盗み」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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