小信村(読み)このぶむら

日本歴史地名大系 「小信村」の解説

小信村
このぶむら

[現在地名]尾西市小信中島このぶなかじま

南はおこし村と接し、西境が五七〇間の堤防によって囲まれた木曾川沿岸の村である。中島村と合わせて小信中島村ととなえて一村として扱う場合が多い。小信中島村小信分と称することもある。ふたは枝郷。天正一四年(一五八六)の木曾川洪水の際に、この村辺りから曲流していた旧木曾川がつぶれて、主流が現在の位置に変わったため、洪水による被害の多い村と推測される。

江戸時代概高五三五石余、全村尾張藩の蔵入地(天保村絵図)で、寛文(一六六一―七三)頃の戸口八八軒・四五八人(寛文覚書)、村の北から南に奥村おくむら用水が起村へ貫流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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