小出信吉(読み)コイデ ノブキチ

20世紀日本人名事典 「小出信吉」の解説

小出 信吉
コイデ ノブキチ

昭和期の盆栽日本盆栽協会理事長(初代)。



生年
明治45(1912)年1月20日

没年
昭和58(1983)年11月24日

出生地
栃木県

学歴〔年〕
西那須野高小〔昭和2年〕卒

経歴
盆栽家を志して地元の業者に師事し、昭和3年東京・千駄ケ谷の明樹園に入門。10年独立して松竹園を開設した。早くから盆栽界の向上発展を希求し、業界人と趣味家を包含する協会の結成を唱導、40年吉田茂元首相を会長に(社)日本盆栽協会を発足させた。また盆栽を通じて国際親善を図る一方、業界人の質的向上のための公認講師制や名盆栽の保存に益する貴重盆栽制を制定。五葉松の大家。「盆栽大事典」を刊行した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小出信吉」の解説

小出信吉 こいで-しんきち

1912-1983 昭和時代の盆栽家。
明治45年1月20日生まれ。東京千駄ケ谷の明樹園にはいり,昭和10年独立して松竹園をひらく。37年日本盆栽組合長となり,40年元首相吉田茂を会長に日本盆栽協会を設立。公認講師制,貴重盆栽制をつくるなど,業界の発展向上をはかった。昭和58年11月24日死去。71歳。栃木県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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