小刀細工(読み)コガタナザイク

デジタル大辞泉 「小刀細工」の意味・読み・例文・類語

こがたな‐ざいく【小刀細工】

小刀1を用いて細工をすること。また、その細工物
こせこせした策略。「小刀細工ろうする」

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精選版 日本国語大辞典 「小刀細工」の意味・読み・例文・類語

こがたな‐ざいく【小刀細工】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小刀で、彫物などのこまかな細工ものを作ること。また、その作ったもの。
    1. [初出の実例]「良材は大木もはかを鑓鉋 小刀細工何桃のさね」(出典:俳諧・佐夜中山集(1664)五)
  3. 転じて、目先の小さなことだけをとりつくろうこと。いたずらに小策をもてあそぶこと。こせこせした策略。
    1. [初出の実例]「此人小刀ざいくにひとしきげいと見へたり」(出典:評判記・役者口三味線(1699)江)

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