デジタル大辞泉 「小劫」の意味・読み・例文・類語 しょう‐こう〔セウコフ〕【小×劫】 仏語。きわめて長い時間をいう単位。人間の寿命が8万歳から100年ごとに1歳を減じて10歳になるまでの間、または10歳から100年ごとに1歳を増して8万歳になるまでの間。また、両者を合わせて一小劫ともする。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「小劫」の意味・読み・例文・類語 しょう‐こうセウコフ【小劫】 〘 名詞 〙 仏語。人間の寿命が八万歳から一〇〇年ごとに一歳ずつ減っていき、一〇歳になるまでの間。また、一〇歳から百年ごとに一歳ずつ増えていき、八万歳になるまでの間。一説にこれを中劫といい、また、別の説では中劫は二小劫よりなるという。[初出の実例]「人の命の八万歳ありしが、百年といふに一年の命のつづまりつづまりして、十歳になるを一の小劫とは申す也」(出典:水鏡(12C後)上)[その他の文献]〔隋書‐経籍志・四・仏経〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例