小千谷紬(読み)おぢやつむぎ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「小千谷紬」の解説

小千谷紬[染織]
おぢやつむぎ

北陸甲信越地方、新潟県の地域ブランド。
新潟県の小千谷地域に由来する製法により小千谷市及びその周辺地域で生産された紬織物及び紬織物を用いて製作した紬織物製の和服。小千谷縮技法を活かして江戸時代中期から織り始められた。真綿の手紡ぎ糸と玉糸で織った正絹紬で、古くから縞や絣、無地のほか白紬が生産されている。当初、紬織物は小千谷縮に隠れた存在であったが、現在では小千谷縮を凌ぐ生産量となっている。1975(昭和50)年9月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年1月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5018287号・第5018288号。地域団体商標の権利者は、小千谷織物同業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「小千谷紬」の解説

小千谷紬

新潟県小千谷市を中心に生産される絹織物越後上布や小千谷縮の技術を活かして江戸時代中期に製造が始まった。国指定伝統的工芸品。

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