小地区の物語(読み)しょうちくのものがたり(その他表記)Malostranské povídky

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小地区の物語」の意味・わかりやすい解説

小地区の物語
しょうちくのものがたり
Malostranské povídky

チェコスロバキアの作家ヤン・ネルダ短編小説集。1878年刊。詩人ネルダの書いた最高の散文といわれ、チェコ文学史上の珠玉の一編。この短編はネルダの生まれたプラハ下町――小地区を舞台にしており、この地区に住む小市民の生活を冷静な目で眺めて皮肉な筆致で描き出している。なかでも「こじきを破滅させる話」「ドクトル・カジスビエト」「静かな家の一週間」などは傑作といわれ、このなかのいくつかには邦訳がある。なお、この名作を読んで感銘を受け、ネルダの名前をペンネームにしたのがチリのノーベル賞作家パブロ・ネルーダである。

千野栄一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む