小堀政優(読み)こぼり まさやす

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小堀政優」の解説

小堀政優 こぼり-まさやす

1786-1867 江戸時代後期の武士,茶人
天明6年生まれ。小堀政寿(まさひさ)の子。文政11年,改易(かいえき)となっていた小堀家の再興をゆるされ,300俵取りの御家人となる。小姓組をへて先手鉄砲頭にすすむ。茶道遠州流の8代でもある。慶応3年6月27日死去。82歳。初名正保。号は宗中

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小堀政優の言及

【遠州流】より

小堀遠州を流祖とする茶道の流派の一つ。古田織部のあとをうけて将軍家光の茶道師範となった遠州が,大名茶全盛の時代に台子を中心とした〈きれいさび〉の茶法を開いた。それは古典美を発揚した茶室,鎖の間,書院を一体化する建築にあらわされ,その茶法は藤原定家を敬慕するところから出た王朝趣味にもとづいている。また大名茶を推し進めていくなかで,茶の湯の道は人倫の道に通じるとする精神は,《書捨(かきすて)の文》に表現されている。…

※「小堀政優」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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