小島善太郎(読み)こじま ぜんたろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小島善太郎」の解説

小島善太郎 こじま-ぜんたろう

1892-1984 大正-昭和時代の洋画家
明治25年11月16日生まれ。安井曾太郎(そうたろう)に師事し,大正7年二科展に入選フランスゲランにまなび,12年サロン-ドートンヌに入選。昭和5年里見勝蔵らと独立美術協会を設立した。昭和59年8月14日死去。91歳。東京出身。代表作に「林中小春日」。著作に「巴里(パリ)の微笑」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小島善太郎の言及

【明治・大正時代美術】より

…彼らは関東大震災の前後にフランスへ留学し,いわゆるエコール・ド・パリの雰囲気のなかで20世紀の反自然主義的な近代絵画の洗礼を受け,大正末ころにあいついで帰国してくる。里見勝蔵(1895‐1981),前田寛治,佐伯祐三らがそうであり,彼らは木下孝則(1895‐1973),小島善太郎(1892‐1984)と一九三〇年協会を結成する。26年の第1回展には,古賀春江,野口弥太郎(1899‐1976),林武,林重義(1896‐1944),川口軌外(きがい)(1892‐1966),木下義謙(1898‐1996),宮坂勝(1895‐1953),中野和高(1896‐1965),中山巍(たかし)(1893‐1978),伊原宇三郎(1894‐1976),福沢一郎,長谷川利行,靉光ら,昭和期に活躍する青年画家が多く集まった。…

※「小島善太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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