小川原村(読み)おがわらむら

日本歴史地名大系 「小川原村」の解説

小川原村
おがわらむら

[現在地名]有川町小河原郷おがわらごう

有川村北東に位置し、有川浦に臨む。南にあさひ岳、南東丹那たんな山がある。地内の立石たていし中世よりみえる。江戸時代は福江藩領有川掛に属する。元和三年(一六一七)のキリシタン連判書付に「小がわら」の指導者と考えられる六人が署名している。寛文四年(一六六四)の五島盛勝領知目録(寛文朱印留)小河原村とみえ、同年の福江領高辻帳では小川原村として高二九石余。元禄元年(一六八八)の家数一七・人数六七で、ほぼ捕鯨従事者からなり、新網代として小河原村前(平串であろう)の新鯨網代があった(「評定所百姓共対決覚」五島編年史など)


小川原村
こがわらむら

[現在地名]甲良町小川原

尼子あまご村の北、犬上川の南にある。天正一九年(一五九一)四月二七日の御蔵入目録(林文書)に小河原村とあり、高六五八石余。慶長高辻帳では高六七五石余。寛永石高帳では六七〇石余。元禄八年大洞弁天寄進帳では男一八三・女二〇五、寺社方男八・女七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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