日本歴史地名大系 「小市部村」の解説 小市部村こいちぶむら 千葉県:君津市旧望陀郡地区小市部村[現在地名]君津市小市部青柳(あおやぎ)村の東に位置し、南は市場(いちば)村。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高一〇三石。元禄郷帳では高九五石余、天保郷帳・旧高旧領取調帳では高一三七石余。寛文四年(一六六四)には久留里藩領で(寛文朱印留)、以降の領主の変遷は山本(やまもと)村と同じ。旧高旧領取調帳によると高一八石余が円如(えんによ)寺の除地。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数一八。字台(だい)に鎮守の熊野神社がある。万治三年(一六六〇)熊野大明神、享保三年(一七一八)阿遮明王宮殿一宇を新造(社蔵棟札)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by