小平蘂川(読み)おびらしべがわ

日本歴史地名大系 「小平蘂川」の解説

小平蘂川
おびらしべがわ

留萌支庁留萌郡小平町と深川市との境界になる天塩山地のオピラウシュペツヌプリに源を発して西南西に流れ、小平市街地で日本海に注ぐ。二級河川。流路延長六一・七キロ(うち指定区間五四キロ)流域面積四六五・二平方キロ。近世にはヲビラシベツなどとみえる。上流部から達布たつぷ寧楽ねいらく本郷ほんごうなどの集落があり、流域には水田が広がっている。また流域では中生代白亜紀層と古第三紀層がみられ、白亜紀層からはクビナガリュウやアンモナイトなどの化石が多出し、古第三紀層からは石炭を産出する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android