小引(読み)ショウイン

デジタル大辞泉 「小引」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いん〔セウ‐〕【小引】

短い序文。小序

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精選版 日本国語大辞典 「小引」の意味・読み・例文・類語

こ‐びき【小引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 矢を射るのに弓を小さく引くこと。弱めにひきしぼること。
    1. [初出の実例]「忠信が大雁股(かりまた)を差矧(さしは)げて、余すまじとて、下り矢先にこびきに引きて差当てたる」(出典義経記(室町中か)四)
  3. こひきあわせ(小引合)」の略。

しょう‐いんセウ‥【小引】

  1. 〘 名詞 〙 短い序文。小序。
    1. [初出の実例]「西洋事情巻之一 小引」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)

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普及版 字通 「小引」の読み・字形・画数・意味

【小引】しよういん

小序。

字通「小」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の小引の言及

【大鋸】より

…大鋸の出現は製板および木材加工技術に一大革新をもたらしたが,大型であるため鋸身の製法が難しく,一般に入手困難であったらしい。15世紀ころには,大鋸引,小引(木挽)という材木加工の工匠が現れてくる。16世紀後半になって,刃渡りの短い一人びきの前びき大鋸(別名,木挽鋸)が現れ,明治半ばに製材機械が普及するまで,主要製板用の鋸となった。…

※「小引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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