小松七郎(読み)コマツ シチロウ

20世紀日本人名事典 「小松七郎」の解説

小松 七郎
コマツ シチロウ

昭和期の社会運動家 元・共産党千葉県委員長。



生年
明治39(1906)年3月28日

没年
昭和59(1984)年12月18日

出生地
千葉県千葉市黒砂

別名
通称=森 秀夫

学歴〔年〕
千葉中学〔大正13年〕卒

経歴
小学校教員を経て日大に進み、学生運動をしながら全農に参加。昭和6年共産党に入党し、同年9月の満州事変後、反帝同盟大阪地方委員会責任者。同年京阪弾圧事件で検挙され、10年まで受刑。出獄後渡満するが、16年憲兵隊に逮補される。22年帰国し、共産党に入党し千葉県下で活躍。同党県委員長・関東地方委員を歴任、後国民救援会千葉県本部顧問。著書に「千葉県民主主義運動史・戦前編」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小松七郎」の解説

小松七郎 こまつ-しちろう

1906-1984 昭和時代の社会運動家。
明治39年3月28日生まれ。学生運動から全日本農民組合の運動に参加し,昭和5年総本部常任書記・青年部書記長。6年共産党に入党し,大阪地方で活動中に検挙され懲役3年。戦後,共産党千葉県委員長などをつとめた。昭和59年12月18日死去。78歳。千葉県出身。日大中退。旧姓遠藤

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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