小松引(読み)こまつひき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小松引」の意味・わかりやすい解説

小松引
こまつひき

子 (ね) の日の遊びともいわれ,奈良・平安時代,正月初めの子の日に,野山に出て小松を引き合った遊び。この日は人日 (じんじつ。1月7日) と同様若菜を食するならわしがあり,この松も芽を食用とした。子の日に野山へ出る行事は唐から伝えられたもので,陰陽の静気を得,煩悩 (ぼんのう) を除く術とされ,正月行事一種として行われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む