小松引(読み)こまつひき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小松引」の意味・わかりやすい解説

小松引
こまつひき

子 (ね) の日の遊びともいわれ,奈良・平安時代,正月初めの子の日に,野山に出て小松を引き合った遊び。この日は人日 (じんじつ。1月7日) と同様若菜を食するならわしがあり,この松も芽を食用とした。子の日に野山へ出る行事は唐から伝えられたもので,陰陽の静気を得,煩悩 (ぼんのう) を除く術とされ,正月行事一種として行われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「小松引」の解説

小松引
〔常磐津〕
こまつびき

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
桜田治助(1代) ほか
初演
寛政3.1(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android