小松里村(読み)こまつりむら

日本歴史地名大系 「小松里村」の解説

小松里村
こまつりむら

[現在地名]岸和田市小松里町

下池田しもいけだ村・大町おおまち村の南、加守かもり(春木川の上流)右岸久米田くめだ池の西方に位置する。熊野街道(小栗街道)が村内の東部北東から南西に走る。天平勝宝元年(七四九)一一月一三日の日付をもつ隆池院流記資財帳(久米田寺文書)ならびに年欠の久米多寺免田注文(同文書)に「小松井里」がみえ(後者では八木郷内の里名としてでる)、当地の地名が古代の条里制に由来することが知られる。

村高は文禄三年(一五九四)検地で七二七石余(延宝七年「検地帳」田口家文書ほか)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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