小林剛(読み)コバヤシ タケシ

20世紀日本人名事典 「小林剛」の解説

小林 剛
コバヤシ タケシ

昭和期の美術史学者 奈良国立文化財研究所所長。



生年
明治36(1903)年10月1日

没年
昭和44(1969)年5月26日

出生地
茨城県水戸市

学歴〔年〕
東京帝大文学部美学美術史学科〔昭和4年〕卒

学位〔年〕
文学博士(法政大学)〔昭和28年〕

経歴
東京帝室博物館、奈良帝室博物館、帝室博物館鑑査官、文化財保護委員会美術工芸課などを経て、昭和27年奈良国立文化財研究所美術工芸研究室長、36年所長。のち奈良国立博物館評議員、文化財保存審議会専門委員なども務め、日本彫刻史関係の業績を残した。著書に「仏師運慶の研究」「巧匠安阿弥陀仏快慶」「宝山湛海伝記史料集成」「日本彫刻作家研究」「西大寺叡尊伝記集成」「俊乗房重源史料集成」「俊乗房重源の研究」「日本彫刻研究」「肖像彫刻」「日本美術史年表」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小林剛」の解説

小林剛 こばやし-たけし

1903-1969 昭和時代の美術史家。
明治36年10月1日生まれ。東京・奈良帝室博物館鑑査官などをへて,昭和36年奈良国立文化財研究所所長。文化財保護行政につくし,また仏師を中心とする日本彫刻史の研究で業績をのこす。昭和44年5月26日死去。65歳。茨城県出身。東京帝大卒。著作に「仏師運慶の研究」「日本彫刻史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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