日本歴史地名大系 「小桑村」の解説 小桑村こぐわむら 京都府:熊野郡久美浜町小桑村[現在地名]久美浜町字小桑佐濃谷(さのだに)川上流、佐野(さの)村から二俣(ふたまた)村に至る西側山麓に集落をつくる。蚕糸業ゆかりの地として伝えられる(三丹蚕業郷土史)。清水(しみず)ヶ本(もと)の山裾にある桑名井戸(くわないど)は、昔伊勢の桑名(現三重県桑名市)から水を引いたとか、桑元親王が居住したという伝説がある。慶長検地郷村帳に高三〇七・四三石「小桑村」とみえるが、延宝九年(一六八一)の延高で三六一石余となった(天和元年宮津領村高帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by