小榎並村(読み)こえなみむら

日本歴史地名大系 「小榎並村」の解説

小榎並村
こえなみむら

[現在地名]三原町榎列小榎列えなみこえなみ

西川にしがわ村の西にあり、中央部をなか街道が南北に通る。正保国絵図に小榎並村とみえ、高八八〇石余。天保郷帳では高九八二石余。反別戸数取調書によると反別九四町一反余、高一千九二石余、うち蔵入高一八一石余・給知高九一〇石余。給人は前野兵大夫ら一二人。ほかに八幡宮領五斗余、小高取拝知小榎並村組頭庄屋真野三郎左衛門分三石があった。家数一七七・人数六五四。水利として隣接する西川村東部を流れる円行寺えんぎようじ川井手のほか(享保六年「諭鶴羽河内水論裁定書」三原郡史)玉章たまずさの井などの湧水がある(味地草)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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