日本歴史地名大系 「小樟浦」の解説
小樟浦
ここのぎうら
[現在地名]越前町小樟
北は之、荒磯にて船繋間無
之」と記す。また大樟・小樟の「樟」について「両浦共に橦字用ゆべきを誤来れる事久し、橦は幢と同じく旌の事なり」と述べる。
慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「小樟浦」高一二五・五五六石とみえ、正保郷帳でも石高は変わらずすべてが畠方。大野藩領で、戸口は寛政四年(一七九二)七〇戸(越前町史)、慶応三年(一八六七)九一戸、男二五一人・女二三八人(川上家文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報