小河(読み)しょうが

精選版 日本国語大辞典 「小河」の意味・読み・例文・類語

しょう‐がセウ‥【小河】

  1. 〘 名詞 〙 小さい川。
    1. [初出の実例]「御覧候へ。この小河の水のにごりも神徳の」(出典:車屋本謡曲・放生川(1430頃))

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日本歴史地名大系 「小河」の解説

小河
おがわ

古代末から中世にかけての地名。現小川おがわ町付近に比定され、小川とも記された。平安後期の散位藤原某書状(半井家本「医心方」巻二五裏文書)に「小川津」をもって、下向した弁済使・納所使の給としたとみえる。「白山之記」によると、小河に白山本宮末社の「小白山」が祀られ、「国之八社」の一で神符社とされている。小河の神符社は北陸道に面していたと推定され、往反する人々はここに立つ白山本宮の惣門前で下馬して白山に拝礼したとされる(「白山之記」、「神官上道家系譜」白山比神社文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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