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弁済使 べんざいし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

弁済使
べんざいし

平安時代中頃から,国衙領荘園におかれた役人。九州地方に多く,貢納された租米の弁別,清算を職掌とした。

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世界大百科事典 第2版の解説

べんざいし【弁済使】

平安時代,一部の国衙領や荘園におかれた役職で官物租米の収納等に当たる。ごく早い例として947年(天暦1)閏7月23日の太政官符に〈しかるに近年いらい諸国の司,弁済使を置くものあり。公家の知るところにあらず。官物をその所に納め,あるいは私計をその中に成す〉(《政事要略》)とあり,国司が私的に設けた役職であったことがわかる。また《中右記》元永2年(1119)12月29日条には,〈(検非違使)府生経則ハ数代之因幡弁済使也〉とあり,私的においたものとはいえ,国単位の弁済使があったことが知られる。

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大辞林 第三版の解説

べんざいし【弁済使】

九~一〇世紀、中央に送る調庸の管理および中央への貢上折衝のために受領ずりようが私的に置いた機関。貢調庸の有名無実化の原因として禁止されたが効を奏さなかった。

出典|三省堂
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