小泉勝爾(読み)コイズミ カツジ

20世紀日本人名事典 「小泉勝爾」の解説

小泉 勝爾
コイズミ カツジ

大正・昭和期の日本画家



生年
明治16(1883)年8月30日

没年
昭和20(1945)年7月28日

出生地
東京都品川区北品川

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)日本画科〔昭和27年〕卒

経歴
山本丘人に師事。昭和29年新制作展に初入選し、以後新制作展に出品。49年新制作協会日本画部が離脱して創画会を結成してのち、創画展にしばらく出品を続ける。52年山種美術館賞展に「奥伊豆風景」で優秀賞を受賞。また44年初の個展を開き、創画会を離れてからは個展を中心に活動。53年「山を切る道」が文化庁買上げとなり、この他中国文人画研究の成果による「霊峰石鑓」「積丹岩山」などの水墨山水を発表した。また版画陶芸も制作した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小泉勝爾」の解説

小泉勝爾 こいずみ-かつじ

1883-1945 大正-昭和時代前期の日本画家。
明治16年8月30日生まれ。大正6年文展で「彩園雨後」が初入選,また昭和6年の帝展で「濤声」が特選。8年母校東京美術学校(現東京芸大)の教授となる。繊細な筆づかいによる風景画,花鳥画をえがいた。昭和20年7月28日死去。63歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例