小泉清(読み)コイズミ キヨシ

20世紀日本人名事典 「小泉清」の解説

小泉 清
コイズミ キヨシ

昭和期の洋画家



生年
明治33(1900)年12月20日

没年
昭和37(1962)年2月20日

出生地
東京・牛込

学歴〔年〕
東京美術学校〔大正10年〕中退

主な受賞名〔年〕
新興日本美術展読売賞(第1回)〔昭和21年〕,一燈美術賞(第2回)〔昭和23年〕

経歴
病気療養のため美校中退。その後映画館の楽士として働きながら各地を転々とする。昭和21年読売新聞社主催第1回新興日本美術展に里見勝蔵の勧めで初出品、読売賞を受賞。同年東京・銀座で初めての個展を開く。以後、各地で個展を開き、26年梅原龍三郎を中心とする丹楓会に加入。29年には国画会会員となった。没後も各地で遺作展が開かれている。代表作に「花」「裸婦」「臥裸婦」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小泉清」の解説

小泉清 こいずみ-きよし

1900-1962 昭和時代の洋画家。
明治33年12月20日生まれ。小泉八雲の3男。昭和21年新興美術展で読売賞。23年一灯美術賞。29年国画会会員。新樹会展や新しき村展にも出品。フォービスム表現個性を発揮した。昭和37年2月21日自殺。61歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例