日本歴史地名大系 「小清村」の解説 小清村こせいむら 山形県:西村山郡大江町小清村[現在地名]大江町小清月布(つきぬの)川支流の小清川に沿い、両側に山地が迫る典型的な谷底集落。貫見(ぬくみ)村の南半里の小清から、上流に向けて又七田(またしちだ)・田代(たしろ)・十郎畑(じゆうろうはた)の枝郷がある。東はイロハ峠を越えて大暮山(おおぐれやま)村(現朝日町)から大谷(おおや)村(現同上)に通じる。最上氏領から元和八年(一六二二)以降幕府領。寛永検地の高二六七石余(最上記)。正保郷帳では田方二三三石余・畑方三四石余・社領一石余。寛文一二年(一六七二)の検地帳(小清区有文書)では高三七九石余、うち田三〇三石余・畑四三石余・屋敷一五石余・新田四石余・新畑一二石余、反別は田一二町九反余・畑六町三反余・屋敷一町五反余・新田七反余・新畑三町余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報