日本歴史地名大系 「小滝口」の解説 小滝口こたきぐち 秋田県:由利郡象潟町小滝村小滝口[現在地名]象潟町小滝鳥海山修験の秋田藩側の四登山口の一。小滝の修験の中心は滝山(りゆうせん)寺で天明八年(一七八八)の庄内御預所由利郡拾壱ケ村御案内帳に、「小滝村 金峰山滝山寺 京都三宝院末流 寛文年中 黒田刑部太夫開基」とあり、寛文年間(一六六一―七三)の創建を伝える。近世後期滝山寺は、支配下に一八ヵ寺を有し、小滝修験集団を形成していた。寺は小滝の九ヵ寺を中心に、本郷(ほんごう)・関(せき)・大須郷(おおすごう)(現象潟町)、大竹(おおたけ)・前川(まえかわ)(現金浦町)、立井地(たていち)・中野(なかの)(現仁賀保町)、上寺(うわでら)(現山形県飽海郡遊佐町)に及ぶ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by