象潟町(読み)きさかたまち

日本歴史地名大系 「象潟町」の解説

象潟町
きさかたまち

面積:一二五・〇九平方キロ

秋田県の南西隅、南は山形県飽海あくみ郡、北は金浦このうら町、東は仁賀保にかほ町に接し、西は日本海に面する。鳥海山の噴火により流れ出た泥流が、海食作用で小丘群を形成する。かつては象潟海岸には砂丘が形成され、その内側に潟湖が生じ勝景であったが、文化元年(一八〇四)象潟地震で地盤が隆起し、陸地化した。潟跡は、その後水田化が進み、現在、点在する島々往時のなごりをとどめている。象潟川・奈曾なそ川・川袋かわふくろ川が丘陵の間を縫って西流し日本海に注ぐ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報