小牡鹿(読み)サオシカ

デジタル大辞泉 「小牡鹿」の意味・読み・例文・類語

さ‐おしか〔‐をしか〕【×牡鹿】

《「さ」は接頭語》雄の鹿。おじか。 秋》「―のよび下る月の尾上かな/闌更

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小牡鹿」の意味・読み・例文・類語

さ‐おしか‥をしか【小牡鹿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さ」は接頭語 ) おすの鹿。牡鹿(おじか)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「脚日木此傍山、牡鹿之角〈牡鹿、此云左烏子加〉」(出典日本書紀(720)顕宗即位前)
    2. 「秋はよの人のめづる女郎花さをしかのつまにすめる萩の露にもをさをさ御心うつし給はず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)匂宮)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android