小皺(読み)コジワ

デジタル大辞泉 「小皺」の意味・読み・例文・類語

こ‐じわ【小×皺】

細かいしわ。「小皺が寄る」
[類語]烏の足跡

こ‐さび【小×皺】

紙張りの烏帽子えぼしの、しわの小さいもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小皺」の意味・読み・例文・類語

こ‐さび【小皺】

  1. 〘 名詞 〙 紙製烏帽子(えぼし)に小さな皺をつけ黒漆塗りにしたもの。⇔大皺(おおさび)
    1. [初出の実例]「折烏帽子、大さび、小さび、諸眉、片眉あり、人によるべし」(出典:深窓秘抄(室町中頃か))

こ‐じわ【小皺】

  1. 〘 名詞 〙 細かいしわ。
    1. [初出の実例]「鼻のさきのこじはの色もかはりたる此浮舟の年ぞしらるる」(出典:評判記・嶋原集(1655)松之部)

こ‐しぼ【小皺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しぼ」は織物皮革などのしわ ) しぼの小さいもの。⇔大しぼ

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