(読み)サビ

  • ×皺
  • ×皺/×皴
  • しぼ
  • しわ
  • しわ・む
  • しわ・める

デジタル大辞泉の解説

烏帽子(えぼし)の表面地質を寄せてをかけて装飾としたしわ。しぼ。
糸の縒(よ)り具合で、織物の表面に現れる凹凸。また、紙や皮革などの表面につけたしわ。
烏帽子(えぼし)の表面につけたしわ。さび。
皮膚や紙・布などの表面にできる細い筋目。「目じりに―が寄る」「ズボンが―になる」
水面にできるさざなみ。「の―」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

皮膚や紙,布の表面に細かいすじが縮よった状態。皮膚のしわは,表皮萎縮,真皮内の膠原(こうげん)繊維弾性繊維退化・変性,また皮膚の水分皮下脂肪減少などによって,皮膚の弾力性がなくなってくるためにできる。生理的には皮膚の老化現象として現れ,年齢とともに著しくなる。一般に,激しく使う部分ほど早くしわができるといわれる。顔では,表情に関係してよく動く部分にできやすい。またしわを生ずる誘因は,外的なものとして太陽光線,寒冷刺激,不適当な化粧品,汚れなどがあげられ,内的なものとして皮膚の血液循環や栄養の不良などがあげられる。

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大辞林 第三版の解説

烏帽子えぼしのしわ。版木に刻み紙を押し当ててつける。しわの形によって、大皺おおさび・小皺・横皺・柳皺やなぎさびなどがある。しぼ。
ちぢみ・縮緬ちりめんなどの織物の表面に表れた細かい凹凸。また、皮革や紙につけたしわ。
烏帽子えぼしの表面に作られたしわ。さび。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 烏帽子(えぼし)の表面につけたしわ。しぼ。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕
〘名〙
① 漆で塗り固めた烏帽子(えぼし)の表面につけた寄せじわ。さび。
② 織物の糸の縒(よ)りの関係から表面にできるでこぼこ。また、紙や皮革につけられたしわ。
※浮世草子・俗つれづれ(1695)四「就中紙絹にしぼを付る事さのみ力をも入ずして」
〘名〙
① 皮膚、紙、布などの表面がたるんで、細かに縮み、筋目のできたもの。
※万葉(8C後)五・八〇四「紅の おもての上に いづくゆか 斯和(シワ)が来りし」
※評判記・野郎虫(1660)伊藤古今「右のかたの口びるに、ちいさきしはありてみぐるし」
② 水面にできる波紋。さざなみ。さざれなみ。
※古今(905‐914)雑体・一〇〇三「なにはの浦に 立つ浪の 波のしわにや おぼほれん〈壬生忠岑〉」
③ 中世以降の烏帽子表面の縮み。しぼ。
[1] 〘自マ四〙
① しわがよる。しわだつ。しわぶ。
※万葉(8C後)九・一七四〇「若かりし はだも皺(しわみ)ぬ 黒かりし 髪も白けぬ」
※今昔(1120頃か)一「頭白く面皺み」
② 花や果実などがみずみずしさを失う。しなびる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
[2] 〘他マ下二〙 ⇒しわめる(皺)
〘他マ下一〙 しわ・む 〘他マ下二〙 しわをよせる。
※足利本人天眼目抄(1471‐73)下「如何と眉を皺めたぞ」
※浮世草子・懐硯(1687)三「㒵(かほ)皺面(シハメ)て拝み」

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