小真上庄(読み)こまかみのしよう

日本歴史地名大系 「小真上庄」の解説

小真上庄
こまかみのしよう

小真上領ともいい、摂津国島上しまかみ郡真上庄域内外にあったとも考えられるが、位置を確定することはできない。治承寿永(一一七七―八四)の内乱後、小真上領下司職は「平家没官之地」となり、新藤内盛里法師が地頭職に補任されたが、貞応二年(一二二三)鎌倉幕府はその地頭職を高野山金剛三昧院院主松殿法印御房(静尊)に宛行った(同年七月七日「関東下知状」金剛三昧院文書)。金剛三昧院は、執権北条時頼の外祖父として権勢を振るった安達景盛が、政子の助けを得てそれまでの禅定院を修補し、金剛三昧院として改称してから始まったものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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