小笠原牧(読み)おがさわらのまき

日本歴史地名大系 「小笠原牧」の解説

小笠原牧
おがさわらのまき

かやヶ岳南麓の小笠原付近にあった牧。応和元年(九六一)の貢馬が初見で、冷泉院領(後院領)であった(西宮記・北山抄)紀貫之の作とされる「都までなづけてひくはをがさはらへみのみ牧の駒にぞありける」(夫木抄)など、古歌に歌われることが多く、甲斐の歌枕の一つに数えられる(和歌初学抄・八雲御抄)。「後葉集」に僧都覚雅の歌「もえ出づる草ばのみかはをがさはら駒のけしきも春めきにけり」が載るなど、いずれも駒または馬を詠込んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む