デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小篠吉左衛門」の解説 小篠吉左衛門 おざさ-きちざえもん ?-? 江戸時代前期の奇人。肥前長崎の人。酒をこのんで酉水軒と号し,読書三昧の日々をおくる。食あれば食し,なければ食さない生活であった。延宝(1673-81)のころの飢饉(ききん)時,米銭をおくる人がいたが,老いてお返しもできないからと謝絶。端座して「近思録」をよみ,机にふして餓死した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例